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中国新年 庶民から悲鳴

2011年02月14日

【新唐人日本2011年2月15日付ニュース】旧暦の正月は中国人にとって一番大切な行事です。しかし、物価の急上昇が庶民を苦しめており、1年分の貯金を使い果たす人もいるそうです。

 
中国では旧暦の新年に、一家団欒の食事のほか、お年玉や親戚めぐりなどの習慣がありますが、今年は物価の急騰で、庶民からは悲鳴が上がっています。
 
広東省 鄭さん:「習慣ですから良い酒を買って、美味しいものを作って、お年玉も渡さないとかなりの重圧です。収入は10年前と同じなのに1年分の収入がこれで消えます。社会の底辺では皆こうです」
 
新年の訪れとともに、物価も交通費も上がります。貴州のある女性は、自分は帰省せず、家族を実家から呼びましたが、それでもかなりの出費でした。
 
貴州省 蒋さん:「どこにも行っていません。正月用品を少し買っただけ、なぜだか子供のお年玉を除いてもすでに4,000元使いました。2~3か月分の給料です。春節は大変です」
 
ネットでは、“里帰りする若者は、いくらお金を持って帰るか”の話題が熱を帯び、30万のアクセスと2,000近い返答がありました。この出費に若者も頭を抱えています。
 
鄭州心理諮問センターの趙紅梅主任は、人々の不安の背後にある中国の面子の文化を指摘。それが不安を増す要因だと述べました。
 
新唐人テレビがお伝えしました。

 

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